
17日に開催された決済システムフォーラムにおいて、日銀の黒田総裁は決済機構局内に「Fintechセンター」を設立すると発表した。
黒田総裁は「情報技術革新の下での決済イノベーションを、真に金融サービスのユーザ ーや経済にとって実り多いものとしていくためには、これまでの金融業の枠 を超えた、幅広い主体によるネットワークや win-win の関係作りなどが重要 となります。日本銀行は中央銀行としての立場から、その「触媒」としての 役割も積極的に果たしていきたいと考えています。」と述べ、日銀がFintechに積極的に取り組んでいく姿勢を明確にした。
金融庁も昨年9月に金融行政方針の中でFintechを重点施策のひとつに挙げており、これまでの民間主導から官民一体となった取り組みにより、欧米に一歩遅れを取った現状から脱却するきっかけになることを期待したい。
(黒田総裁挨拶全文)