
クラウドファンディングにおいてよく問題になるのが、目標の資金を達成できずプロジェクトが終わってしまうことだ。
せっかく支援者がいるにも関わらずプロジェクトが終わってしまうことは非常にもったいない。
CAMPFIREを運営する株式会社CAMPFIREは本日3月3日、目標の達成有無に関わらず資金を受け取ることができる「All-In」の仕組みをリリースした。
また、合わせてプロジェクト掲載にあたっての審査基準を緩和し、より必要最低限の審査でプロジェクトを掲載することを可能にした。
目標金額を達成しなくても資金を受け取ることができる「All-In」の仕組みをリリースしました【CAMPFIRE mag.】
このAll-Inの仕組みによって、クリエイターはより積極的にプロジェクトをCAMPFIREに掲載しやすくなり、パトロン(出資者)も出資しやすくなる。
また、CAMPFIRE側が審査基準を緩和することで、よりクリエイターがプロジェクトを開始しやすくもなるだろう。
実はこのAll-Inという仕組み、海外ではFlexible Fundingと呼ばれ、Indiegogoなどで採用されている。
Indiegogo: The Largest Global Crowdfunding & Fundraising Site Online
もちろん、従来型の目標金額を達成した場合のみお金を受け取れる「All-or-Nothing」も選ぶことができる。それでもAll-Inの選択肢が増えたことはクリエイター、パトロン双方にとって大きい。
2月17日には手数料を20%から5%へ引き下げを行ったCAMPFIRE。
クリエイターとプロジェクトをこれらの大規模な施策でどこまで増やしていくだろうか。期待したい。