
北海道の大手地方銀行である北洋銀行と、
PFMサービスのマネーフォワードが、
2016年5月26日、業務提携を発表した。
同行は今年4月に「フィンテック推進室」を設置したばかり。
メインの顔には北海道出身のタレント、大泉洋氏を起用し、
キャラクターの「ほっくー」を用いてLINE@も駆使する。
提携によりシナジーを見出すのは次の4つだ。
一つ目が、北洋銀行の顧客への「MFクラウドシリーズ」の提案。
二つ目が、新融資サービスの開発。
資金調達支援サービスの「MFクラウドファイナンス」を活用する。
三つ目が、リテール(個人)向けのPFMサービス提供。
四つ目が銀行API公開に向けた取り組みだ。
銀行のAPI公開といえば、それにむけて三菱東京UFJ銀行が取り組んだ
「MUFG Fintech challenge 2016」が記憶に新しいが、
国内ではまだまだ、インターネットバンキングの領域を出ない場合が多い。
それに対し、北洋銀行は勘定システムなどへのAPI連携機能搭載も検討しているという。