
ロボアドバイザーとは
証券会社の窓口にいかねば、よくわからなかった資産運用。
日本では投資信託の銀行窓口販売が、規制緩和により解禁になってから
少し身近となり、日本版NISAの解禁で、投資信託の存在を知った人も増えたかと思います。
とはいえ、ETF?投資信託?個別株??という状況の方がまだ多い日本。
元本割れリスクもあることから、せっかくの貯金が失われてしまうことを恐れ
リターンを追求できない方々も多くいらっしゃるでしょう。
ロボアドバイザリーサービスを展開するスタートアップは
そんな、金融機関だけのものであった投資をわかりやすく、を
コンセプトに立ち上がったところが中心となっています。
Fintechにおけるロボアドバイザー
主に2つのフェーズにわかれます。
(1)おすすめ商品をレコメンド
最初は、10前後の質問に回答することで、その人の嗜好にあった商品を提示するフェーズ。
既存の投資信託やETF(上場投資信託)の中からおすすめを表示するものもありますが、
もう少し進化したものの中では、国内外などを組み合わせて提示するものも。
まだ、為替、債券、株など複数の商品を組み合わせたものは難しくなっていますが、
今後は金融機関のアドバイザーがそれらのFintechサービスを用いて
複合的な提案を行っていくことも考えられます。
(2)運用アルゴリズムを構築
次に、運用するアルゴリズムを構築するフェーズ。
自分のポートフォリオは過去どのようなパフォーマンスだったのか、
足元の市況が続けば今後どのようなパフォーマンスになるのか、
ポートフォリオの割合を変えたらパフォーマンスにどのような影響があるのか…
そういった分析は、特に金融以外の方にとっては難しく感じられがちですが、
ここを、わかりやすくしようとするサービスの開発も進んでいます。
ロボアドバイザーサービス
米:Personal Capital
元PaypalのCEOが設立。90万人の資産運用に助言しています。
米:Wealth front
大型資金調達で注目を集めました。主に若い層を中心に20億円超規模を集めています。
米:betterment
投信大手のFedilityとも提携を発表したBetterment。
日:お金のデザイン
同社の提供する「THEO」では、10万円から国内外のETF投資のポートフォリオが組めます。
9つの質問に答えることで、最適なプランが提案されます。
日:Wealth Navi
現在、招待制となっているwealth navi。
こちらもETFで運用します。100万円から。
日:Folio
「資産運用をバリアフリーに」を掲げる同社。現在準備中です。
日:みずほ銀行「Smart Folio」
みずほ銀行がMorning Starと提携して展開するサービス。
年齢や年収などの質問に答えて、投資信託のポートフォリオを提示します。
日:Capitalico
アメリカのデラウェアにAlpacaDBという法人を立ち上げた日本人チームが展開するサービス。
金融アルゴリズムの分析を行います。
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