
「貯蓄から投資へ」
この言葉をよく耳にするようになって10年以上が経つ。
2016年はまさに「ロボアド元年」とも呼べるほど、ロボットアドバイザーと呼ばれる自動資産運用サービスが多く世に出た一年だったが、来年は「お釣り投資元年」と呼ばれるかもしれない。
ロボットアドバイザーサービスを運営するウェルスナビ株式会社が2017年春、買い物のお釣りで資産運用が可能となるサービスを公開する。
お釣りで資産運用 by WealthNavi(ウェルスナビ)
ショッピングのお釣りで投資デビュー。投資知識ゼロでも自動で国際分散投資。
また、TORANOTEC株式会社も2017年春にお釣りを資産運用に繋げる「トラノコ」を公開予定だ。
すべての人を投資家に - TORANOTEC(トラノテック)株式会社
TORANOTEC株式会社は、高度なテクノロジーを駆使し、 資産運用子会社のサービスを通して 「貯蓄から投資へ」の一歩先、「消費から投資へ」を実現することで、 投資が誰にとっても身近なものである世界を目指しています。
お釣りで資産運用といえば、アメリカのAcornsだ。
Fintech Mediaでも何回か取り上げ、大きな反響を呼んでいる。
小銭を集めて賢く投資するサービス、Acorns | Fintech Media
毎日買い物などで貯まるお釣りをどうしているだろうか。 店舗に備え付けの募金箱に募金する、とりあえず貯金箱に貯めておくなど、あるいはそのまま財布に残し少しづつ使っていく人が多いだろう。 普段投資をしない人でも、この端数を集め勝手に賢く運用してくれるサービスがあれば、使ってみたい人は多いのではないだろうか。 ...
Aconrsはサービス自体が画期的なことはもちろん、75%以上を18歳から35歳程度の若い世代が占めているという点が特徴だ。
お釣り投資はアメリカ同様、「若者の投資離れ」対策に一役買うことになるのか、2017年注目していきたい。