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”Fintech”とは何かー…

2015年半ばより、まさにバズワードとなっているこの言葉。
筆者も、様々な方から聞かれることがある。

「"Fintech"の定義とは、なんですか?」
「どこまでが"Fintech"なんですか?」

交通系マネーは?
会計ソフトは?
ブロックチェーンは狭義の"Fintech"?

注目度の急激な高まりにより、
特に昨年末からのFintechプレイヤーの知名度向上や
各メディアにおけるセグメント化は随分と進んだように思う。

早ければ、2016年中に一旦、
"Fintech"とは何かという落としどころが、
見えるだろうと感じている。

ITか、金融か

多くの人が定義付けで悩むのが、
すべてはITサービスと言えるということだ。

”X-tech”
主にインターネットに接続し、対面や紙ベース以外のチャネルでの、
データ収集や通信を可能にする技術。

教育の”Ed-tech(Education technology)”であれば、遠い学校で行われる授業を受けられる。
プラットフォームそのもののため意識はされていないが、
Facetimeなどは”com-tech(communication technology)"とでも言えるかもしれない。

一方で、証券取引所の扱うAllowheadや、
世界的な送金システムであるSWIFTもまた、
システム技術を用いた金融テクノロジーだ。

しかし、これらを"Fintech"として認識している人は少ないだろう。

ポイントは、より多くの”誰か”の人生を変えるか否か

おそらく、新技術としてのX-techには2要素ある。

1つめは、”Uber"のように既存産業をディスラプトする可能性があること。
2つめは、多くの個人がユーザとして認識されていること。

X-techという言葉には、”誰もがITの力で便利な生活を手に入れられる”サービスという
ブランディングが確立されつつあるのだろう。

新興ネット企業のイメージが強い”ベンチャー”と
一味違う”Startup"という名称に、どこか夢を託すような響きがあるのは、
”私の人生を変える可能性”を感じるからではないのだろうか。

おそらく、”startup"と聞いたら、
六本木のネット企業ではなく、明日から使えるアプリを想像するように思う。

”事業主”と”entrepreneur”という言葉の間にも、
”誰かの人生や生活を、良く変えていく”ことが信念に含まれるか、
という小さな差異を感じる。

その意味で、”entrepreneur"と”NPO"に親和性があるのだろう。
マネタイズへのこだわりやファンドレイズ方法の違いはあれど、
やがてこの2つは同じようなエコシステムを生成していくだろう。

Allowheadが高度化しても、金融機関従事者以外は
それに触れる機会は基本的にない。
だが、先日、お金のデザインがリリースした"THEO"などは
口座を開設した誰もの人生に影響を及ぼす。

そこに、職業も年齢も住所も関係ない。
インターネットにつながった端末ひとつあれば、
今日、今からでも自分がアクセスできることが重要なのだろう。

その意味で、楽天銀行やマネックス証券は、金融機関ながら"Fintech"に組み込まれる。
既存のビッグプレイヤーであるメガバンクはFintech企業とは呼ばれないが、
彼らが例えばブロックチェーン技術を世に広めれば、それは"Fintech"だろう。

今後のX-techは細分化していく

様々な業界で、X-techが浸透し始めている。

各業界ではいくつかの”面倒な課題”がある。
この”面倒な課題”を細かく解決するのがX-tech startupだ。

Fintechも今後は細分化していくと思われる。
海外ではすでに、”Insur-tech”と呼ばれる分野が出来始めている。
Insurance tech、保険分野に特化した"Fintech"だ。
顧客へのアプローチ方法、提案方法など、新技術はこの中でも多岐に渡る。

今後は"Bank-tech"、"Secur-tech"、"Accoun-tech"など、より細分化されていくだろう。
その時に、今、多くの人が感じている疑問に、
より明確な回答がなされると思う。

"Fintech"とは何か?

-ネット銀行やスポット融資が"Bank-tech"、
-ロボットアドバイザリーが"Secur-tech"、
-オンライン会計サービスが"Accoun-tech"、
といったように。

従来不便だったことが、大手企業のイノベーションを待つしかなかったサービスが、
”その場所に行かなくても”、”書類を用意しなくても”、”専門家に頼まなくても”
一定のフィーで、簡単にできるようになる。

自分の生活から、”ちょっと面倒”が減る。
それが今後、X-techがもたらす未来だろう。

多くのインフラ整備が進んだ現在、
人々が次に夢見るのは、”楽しく幸せな生活”だ。

同じ時間量が存在するとき、
一人家事をするのと、友人と楽しく食事をするのとどちらが良いか。
データの打ち込みをするのと、新企画を考えるのとどちらが良いか。
やらなければならないことと、楽しいことはどちらも存在する。

誰もの人生に、少しでも楽しいと思える時間を増やす。
多くの"Startup"が目指す社会が、きっと、そこにある。

様々な"Startup"に出会い、最近、そのように感じる。

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