
最近、ベンチャー関係者の中で人気のワードの一つである「ユニコーン」。
企業評価額が10億ドル(約1,000億円)以上の企業を指す。
一角獣の角のように、飛び抜けた評価額だ。
配車アプリのUberや、民泊サービスのAirbnbなどがこれに該当する。
ベンチャー企業に関わるデータのリサーチを行うCBInsightsでは
ユニコーン企業をリスト化しており、この中にはFintech企業も含まれている。
その企業についてまとめた。(画像にある企業はその一部)
羅列されたユニコーン企業の数は164社、うちfintechとある企業は15社となっている。
多くを米国シリコンバレー拠点の企業が占める中、中国、ロンドン、欧州からも
ユニコーンが誕生していることがわかる。
ジャンルでみると、決済と保険がメインのようだ。
1位:Lufax、2位:Zhong an insuranceと、
上位を中国の保険系Fintech(Insurtech)が独占。
一方、3位以下は決済サービスが目立った。
3位:アメリカ・Stripe、
7位:アメリカ・Mozido、
8位:オランダ・Adyen、
9位:スウェーデン・Klarna、
10位:アメリカ・Greensky
そのほかはとがったプレイヤーが並ぶ。
4位:アメリカ・Zenefits(人事管理)
5位:アメリカ・Social finance(ローン)
6位:アメリカ・Credit Karma(与信)
Fintechの本丸とも言われるロンドンからは
12位:Powa technologies(モバイル決済)が登場。
現在シリーズEラウンドの資金調達をしている
Funding circleもバリュエーション10億ドル以上と言われている。
同社は2009年設立で、今回の調達が無事クロージングすれば
晴れて評価額10億ドル以上のユニコーンの仲間入りだ。
注目を浴びるインドからは
13位:One97(オンライン決済)が登場。
シンガポールやイスラエルはこれからといったところだろうか。
11位にアメリカ・avant(機械学習に基づく住宅ローン)と
話題の機械学習が食い込んでいることにも注目したい。
残念ながら日本からのリストアップはなかったようだ。